櫻井絵里 個展
あなたを揺らす突然のこと

日時
2023年9月1日(金)~6日(水)
12:00~20:00(水曜日~17:00)※木曜日休廊

会場
新宿眼科画廊 スペースO

概要
櫻井絵里は武蔵野美術大学映像学科に在籍していた頃から写真や映像作品を制作していました。しかし2011年3月に東日本大震災が起きた後、うつ病と診断され制作が出来ない状態が続きました。 やがて症状が回復し、震災から10年後の2021年3月に現代美術家として活動を開始しました。制作した作品は絵画やワークショップ、映像作品など様々ですが、自然現象や他者など「自分以外の力を借りる」という点で一貫しています。 それは震災や闘病を通して、コントロールできないものが自分の固定概念を揺らし、豊かに拡張してくれることを知ったからです。

2023年9月1日は関東大震災から100年の節目の日です。関東大震災は東京の東部には大きな被害をもたらしましたが、会場のある新宿は被害が少なくむしろ現在のような大都市に発展するきっかけとなりました。 想定外の大きな力が生むものは悪いことばかりではありません。この機会に3年間の活動を振り返り、新作を交えた初の個展を開催します。この展示が過去や未来の災害、困難に思いを馳せ、 思い通りにできないものと共にどう生きるか考える場となれば幸いです。


event
個展関連イベント1
「過去の災害から未来の災害・表現を考える」


●トーク全文をアップしました!(2024.03.07)


日時:2023年9月2日(土)13:00~14:30 終了しました
会場:新宿眼科画廊 スペースO
入場料:無料 予約不要

※イベント中は一部ビデオ作品を停止します。
※日時、ゲスト、内容は変更になる場合があります。
※木村さんはオンライン通話での参加になります。

3.11後福島県で伝承活動に取り組む木村紀夫さん、非当事者のアーティストとして福島にコミットしてきた中島晴矢さんをお招きし、異なる立場や場所で経験してきた3.11後の話をお聞きします。 その後にこれから必ずやってくると言われている未来の災害を前に、どのような表現ができるのか考えます。

ゲスト

木村紀夫(大熊未来塾塾長)
1965年福島県大熊町の海沿いの熊川部落に生まれる。45歳で東日本大震災により被災。津波で父と妻、次女を失い、原発事故で故郷を追われる。父と妻の遺体は見つかるが、次女:汐凪(ゆうな)の遺骨の一部発見までに5年9ヶ月を要する。 捜索の傍ら、避難先の長野県白馬にて便利なものに頼らない生き方を追求し、震災の伝承だけでなくこれからの生き方に疑問を投げかけるようなイベントを開催。 現在は福島県いわき市に拠点を移し、中間貯蔵施設内の大熊の自宅後に通い発信をつづけ、自身の得た教訓を次世代に絶やさない未来を町で実現するために日々奔走している。
大熊未来塾Facebook



中島晴矢(アーティスト)
1989年神奈川県生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業、美学校修了。現代美術、文筆、ラップなど、インディペンデントとして多様な場やヒトと関わりながら領域横断的な活動を展開。美学校「現代アートの勝手口」講師。 プロジェクトチーム「野ざらし」メンバー。主な個展に「東京を鼻から吸って踊れ」(gallery αM, 2019-2020)、キュレーションに「SURVIBIA!!」(NEWTOWN, 2018)、グループ展に「TOKYO2021」(TODA BUILDING, 2019)、 アルバムに「From Insect Cage」(Stag Beat, 2016)など。2022年に初の単著となる『オイル・オン・タウンスケープ』(論創社)を刊行。
Haruya NAKAJIMA ウェブサイト

個展関連イベント2
「ギャラリーツアー」

展示をより楽しんで頂くため、作家が作品についてお話ししながら会場をご案内します。
※第2回のトーク中のみ参加者以外の入場を制限します

第1回
日時:2023年9月3日(日)13:00~14:00 終了しました
会場:新宿眼科画廊 スペースO
料金無料 予約不要
対象:どなたでも

第2回
日時:2023年9月3日(日)15:00~16:00 終了しました
会場:新宿眼科画廊 スペースO
料金無料 予約不要
対象:精神病の闘病経験がある方、
もしくは精神病の患者や家族をケアした経験がある方


works




profile



櫻井絵里

現代美術家
1984 神奈川県生まれ
2007 武蔵野美術大学 造形学部 映像学科 卒業
2023 美学校 現代アートの勝手口 修了

2011年東日本大震災の後にうつ病と診断される。震災や災害に翻弄される人々を表現するため地震のように支持体を揺らして絵画を描くようになる。病気が回復してからは自己から他者や社会へ意識が向くようになり、 インタラクティブな映像作品の制作やワークショップも行っている。震災から10年後の2021年3月に活動を開始。

主な展示
2021「CROSS OVER Vol.28 In Thailand」(Kalwit Studio & Gallery / タイ)
2021「PiCaZo Pop!」(コレド室町3 / 東京)
2022「第2回ARTIST NEW GATEファイナリスト展」(あべのハルカスアートギャラリー / 大阪)
2023「記録から表現をつくる」(3331アーツ千代田 / 東京)
2023「現代アートの勝手口修了展」(PARA神保町4F / 東京)

受賞歴
2021 銀座中央ギャラリー 夏祭り公募展 入選
2021 第5回アキーラコンテスト 入選
2022 第2回ARTIST NEW GATE ファイナリスト

メディア
2022 「土曜ドラマ逃亡医F」日本テレビ、作品提供
2023 「神の愛と人間の愛」幻冬舎、カバー装画

Eri Sakurai Official Website
Twitter @esakurai_000
Instagram @esakurai_000
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新宿眼科画廊 スペースO
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
03-5285-8822
JR新宿駅東口より徒歩12分
地下鉄東新宿駅より徒歩6分
地下鉄新宿三丁目駅より徒歩7分

www.gankagarou.com/
twitter.com/#!/gankagarou




展示に関するお問い合わせ
eri_sakurai〇outlook.com(〇→@)櫻井