「フルイドアートワークショップ」
2021年12月 LINNAS Kanazawaアーティストインレジデンス中に開催
社会の中で生きることは、自分の個性(色)を持ち寄り、話し合い、何かを作ることである。このワークショップでは
①好きな絵具の色を1つ決める
②相手の絵具と自分の絵具をキャンバスに流す
③2人(もしくは複数)で一つのキャンバスを持ち、相談しながら絵具を広げる
というプロセスを通し、フルイドアートで「社会におけるコミュニケーションの重要性」を伝えることを目的とした。1枚の絵を二人で描くことによって思い通りにならない状況が生まれ、対話が必要になる。
出来上がった作品は絵具と格闘した記録ではなく、自分の中になかったアイディアや想定外の出来事を受け入れた痕跡となる。
相談しながら作業をする合間に知らない土地の話を現地の方からスムーズに聞くことができ、また私の作品や背景を自然に話すことが出来た。フルイドアートは絵具を流すだけの簡単な作業で絵が描けるため、普段絵を描かない人も気軽に参加できた。